[コメント] 嘆きのテレーズ(1952/仏=伊)
シニョレの魅力はここには発揮出来てないと私は思いますが…
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ゾラの「テレーズ・ラカン」3度目の映画化作で、ヌーヴェル・ヴァーグ以前のフランスを代表する作品にしてシニョレの代表作。原作の舞台は19世紀だったが、それを現代のリヨンに変えているのが特徴。
確かにキャラは立っているし、シニョレの代表作とも呼ばれる作品だが、どうにも物語の暗さばかり目立っていて、本当の意味で魅力というのはちょっと感じられなかったかな?押さえても押さえきれない色気というのであれば『悪魔のような女』(1955)の方が勝っていたし、カルネ監督作品としても、演出のキレももう一踏ん張りして欲しい感じ。文芸作品をひねりを入れずにそのまま映画化してしまったというのが正直な感想。
そもそも不倫もののメロドラマが嫌いと言うのが目を曇らせてしまったか?いずれにせよ好みではない。
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