[コメント] コピーキャット(1995/米)
ハリー・コニック・Jrがストーリーにそれほど絡んでくるわけでもなく、出番もそれほどあるわけでもないのだが妙に存在感があった。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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模倣犯のサスペンス映画。
この手の映画にしては珍しく始めから犯人の正体が分かっており、犯人がどうして過去の猟奇殺人をコピーして殺人をしているかという理由もヒロイン、ヘレンを殺そうとした男、ダリルへの影響とはっきりしていて犯人がヘレンに近づくまでと警察が犯人を追い詰めようとする二つのアプローチで話が進む。構成的に見れば『セブン』のようにだらだら犯人の正体を探るよりは始めから分かっていた方がこれはこれで面白い。しかし殺人事件にも犯人の正体にも安易な伏線を張りすぎで思ったよりは構成の目新しさが生かされていない気がする。終盤のダリルの行動は『羊たちの沈黙』のレクターとかぶる。
中盤、モナハン刑事の相棒の刑事役ダーモット・マルロニーが死ぬシーンがあるが、映画的には必要性はないので別に殺さなくてもいいのではないかと思う。少なくともそれまでメインででていた彼が気の毒。
役者としては主演の2人をいつもとは逆の立場の役柄に起用したところは面白い。ダリル役ハリー・コニック・Jrがストーリーにもそれほど関わってくるわけではなく、出番もそれほどないだが妙に存在感があった。
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