「コートがバッ！てな」も勿論好きだけど、ニンマリするのが、ケイジが靴紐を結んでやるシーン。 極悪非道のテロリストだが弟には優しい、弟はその愛情を鬱陶しくも有難くも感じている。 一瞬でそんな関係が伝わってくる。

でもラスト、「元の顔を取り戻し、娘も良い子チャンになって、夫婦は倦怠期の危機を乗り越えたのでした」ってのはどうなんだろう。 担架で運ばれるところ、元の顔に戻れるか分からないまま余韻を残して終われば良かったのに。

あるいは妻をハグするトラちゃんが、カメラに向かってニヤリとしたところでエンドとか。 （それは四流ホラー映画のオチだよ）