[コメント] ピースメーカー(1997/米)
アクション映画やゲームの登場人物がバンバン「消える」ことに慣れきった観客が、「今まで生きていた人が死んでしまった」ことを映画の中で「悼む」余裕はなくとも、そのことに「気づく」ような配慮はなされている。不完全かつ稚拙な手法ではあるけれども。
しかし、テロリストを顔も名前もない「人外のもの」として描きはしていないけれども、ボスニアの問題をストーリーのスパイス以上のものとして扱ってもいない作品でもある。
個人的には、「パリの広場でオーシャンゼリゼ、車くるくる街の遊撃手」を延々観るよりも観たかったものがある、この物語の中に。
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