[コメント] ピースメーカー(1997/米)
中盤まではよかった。音楽はジマー節炸裂で最高級。しかし、これだけはいただけない・・→
ラスト付近、ちょっと勢いが落ちた気がする。中盤まではロシアとアメリカの領空とか色々あって核戦争を背景にした、緊迫的なアクションが展開してきた。しかし舞台がNYに移った時、完全に核戦争の背景がアメリカだけの問題になって、完全にどす〜ん。
『クリムゾン・タイド』でも、核戦争を背景にしていたが、背景に重いものがあるから物語に緊迫感が増してより面白くなるのでは?『クリムゾン・タイド』も背景に重いものがなかったらただの潜水艦アクション映画になっていたと思う(艦内の対立はここでは別物と考えて)。
だからこの『ピースメーカー』もラスト付近で一気に盛り下がってしまった。
しかし、テロリストの心情(?)みたいな物を描いてるのはいいのかなぁ〜とか思ってたりもします。だけど、悪いことは悪いんだよ。核兵器背負ってNYの街走り回って、あんなこと言ったところで誰も同情しないよ。
『マッド・シティ』でも同情を誘って世論を変えようとしてましたが、この場合テロリストが国民に誘ったのはは自分への同情ではなくて、核爆発の恐怖。 自分達に底知れぬ恐怖を与えて、NYを恐怖のどん底(国民は何も知らなかったけど)に陥れた張本人に誰が同情をするでしょうか?
これは現在ビン・ラディンがアメリカ国民に同情を誘っているのと似たようなものではないでしょうか?
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