[コメント] ピースメーカー(1997/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
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今日テレビの報道番組を見ていてふと思ったことがあるのですが、戦後、核兵器は列強国家間の抑止力として、その位置を占めてきました。翻って、現代ではどうなんだろうと考えさせられたのですが、テロ、民族紛争、宗教紛争と、争う形態多種多面にわたり、国家間の「市民が巻き込まれ、させられてる戦争」ではなく、怒り、意思が、市民自らを争いに参加させ、戦争を激化させているということが現実としてあります。
この映画では、軍人ではない”にわか?”テロリストが、自分を襲った不幸への報復として行動に出ます。そういう意味では、11.9テロ以前に、核兵器がテロリストに渡ったらどうなるのかということを示唆した(そこまで思ってなかったにしても)映画がこの時期に作られていたということに少し驚き感じます。
映画自体は、アメリカ映画独特の美男美女ペアが、アクションバリバリの末に事件を解決!ハリウッド風ピースメークに成功しめでたしめでたしで終わるのですが、本気になったテロリストが同じ行動をニューヨークで起こしたら。。。と、思うとぞっとさせられました。大きなビルが2棟倒壊する以上に、全世界を恐怖に陥れてしまいます。
テロリストの言い分というものあろうかと思いますが、やはりこの問題に関しては、逡巡することなく、しかるべき機関がしっかりとした手を打つべきと考えを新たにしました。ジョージ・クルーニー、ニコール・キッドマン!これからも平和を守るために頑張ってください!!
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