[コメント] G.I.ジェーン(1997/米)
こういった自分の趣味嗜好をなんとか実現させたいというのは人間の生きていく際の重要なモチベーションでデミ・ムーアは兵隊になりたくてなったことが表現されていた。反フェミニズム映画などでは無いよ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
性差別っていうのは現代では露骨なやり方では存在しないのだけれど、雇用条件等の形で存在している。勿論性別による身体の違い等を考慮すべきとしても人間として自分をこうありたいと思う個人を突き動かす欲望は存在する筈で、ここで描かれたある種フェミニズム的観点を否定する程に突き抜けた個人の趣味を描こうとするデミ・ムーアの執念に痺れた。あの肉体を作り上げる意思は金だけで語れないと思う。
男女の話は主題では無くて添え物だけど、批判されるいわれは勿論ある。こんな映画とんでもないと言う人はいるべきだと逆に思うし。
戦場の描き方は上手いんだけど、泥臭いとか格好悪い部分を描かないところがイメージビデオみたい。あとDCのシーンは御大が撮ったのを見たかったので満足。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。