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[コメント] 地下室のメロディー(1963/仏=伊)

物語自体は他愛ないものだし、設定もユルユル。人物の魅力だけに頼った作品なんだけど、その魅力を十二分に発揮出来ただけで充分。
甘崎庵

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 戦前から活躍したフランスの国民的俳優であり、数々の名作の主役を務めてきたジャン・ギャバンも御年60となろうとしている時。引退とまでは考えてないまでも、第一線からそろそろ退こうと考えていたのがこの時代だった。

 そこでどうやら単純に引退するのではなく、これからのフランス映画界を牽引していくだろう人物にバトンタッチをするよう考えたようである。

 そしてその後継者として選ばれたのがアラン・ドロンであり、そしてこれは大正解。これ以上ない完璧な世代交代が行われた。

 この一事だけで本作はフランス映画界において重要な立ち位置にある作品と言えよう。

(評価:★3)

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