[コメント] 男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋(1982/日)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
・舞台は 京都 〜 丹後 ・マドンナ=いしだ あゆみ ・人間国宝の陶芸家の 堅物爺 かのう さくじろう *字が判らない_(_^_)_ (片岡仁左衛門) の 切れたゲタの鼻緒をすげ替えたのが切っ掛けで、気に入られ、しばし やっかいになる。 ・そこで働いたのが、未亡人 かがり(いしだあゆみ)です。 ・12年間、目のでない?弟子役に柄本 明。 若い! エエ味だしていますっ! 後に、重い演技をする大御所役者?? となるとは 思ってもみなかったなぁw ・全体的に暗く テンポがなく重苦しいです・・f(^ー^;
最後になって 寅さんがふられてて? から やぁ〜っと いつもの「男はつらいよ」の調子に戻ったようで ほっとしました。
・オープニング
旅の(たぶん高名な)絵描きが、貧乏な農家でいただいた一杯の 白いご飯に感謝。 一宿一飯の恩義を感じて、破れかぶれのふすまに 雀の絵を 一筆啓上! するとその雀が生き生きと動き出し・・ 噂を呼び、以後雀のお宿として有名に・・・
・エピソード 1
爺さんのゲタの鼻緒が切れる。 それを見ていた寅さん、手ぬぐいを ツーーとばかりに 引き裂いてすげ替えてやる。 ゲタは、随分履き古されていて、寅さんは浮かばれない じーさんと 例によって(^^ゞ 勝手に思いこみ いろいろ世話をやく? 茶碗を焼いてると言っても、寅さんは、そんなエライ人とは夢にも思わない。 そんな 粋な寅さんは、気に入られ、しばし やっかいになる。
・エピソード 2
そこの奉公人 未亡人"かがり"に いしだあゆみ・・・ い か に も 薄幸そう・・ TVアニメ「おじゃる丸」の薄井さんを思わせます・・f(^ー^; 以前は 先生のたぶんデキの良い弟子と恋仲だったようだが、 その弟子は、他の女性と結婚して独立することになる。
・エピソード 3
自分の幸せをかえりみない 態度の煮え切らない かがりに対して 先生は意味もなく激怒。 それが元で、田舎の丹波へ戻ってしまうことになる かがり・・・ なんだか、腑に落ちない展開でして、、(^^ゞ 寅さん、そういう時には 怒るんじゃなくて、やさしくいたわってやるもんだと 意見・・ 実際 先生も 言い過ぎた! と 反省しているのですが・・・・ なんだか、必然性に薄い、ご都合的な ストーリー展開だ・・
・エピソード 4
寅さん、餞別がわりに "割と気に入ってる"お茶碗をもらう。 *実は、どっかの美術館が欲しがってた逸品である。 価値を知らない寅さん、ふぅ〜〜ん・・ とばかりに、 乱雑に持って旅へ・・・f(^ー^;
・エピソード 5
風の向くまま気の向くまま・・ 丹後へ(笑) <<すげー作為的なんですけど(^^ゞ かがりの住む家は、離れ島で、家は機織りの漁港。 <<なんだそりゃ! しばし話し込み、最終の船に乗り遅れる寅さん <<いやーー すげー作為的である(笑)
・エピソード 6
宿もないので、かがりの家へ泊まる。 << 作為的である! <<しつこいって!(^^ゞ
・エピソード 7 けど このシーンはヨカッタかも!
かがりの娘は隣の部屋でおねんねし、ふたり差し向かいでやってる寅さん。 しみじみと・・ 旅の宿で、一人で飲む酒は うまくない・・ お銚子 2〜3本で酔っぱらい、ねちまうねっ。 ははっ・・ と、一人旅の様子を描写する 寅さん・・ 差し向かいの かがりも、コップ酒! ← (⌒▽⌒;) オッドロキー なんでも、主人が亡くなってから 一人で飲み始めたんだそうな。 やはり、一人で飲む酒はうまくないと・・ しみじみ・・ イイ雰囲気の二人、、が 隣の部屋の気配で かがりは 再び娘を寝かせに行く・・ 例によってイイ雰囲気に、いたたまれない寅さんは、 「眠くなった」 と そそくさと 二階の かがりの部屋へ 後で部屋に かがりが訪ねて?行くが、寝たふりの寅さんであります。。。。。
・エピソード 8
恋の病でへろへろになって 寅さん とらやへ帰る。 → 俺は ダメな男だ・・ と 青い顔で寝込んでます。 それを 聞いた御前様、「そんな事は、始めから 判かっとる!」 口がわるぅ〜〜・・(爆) ありがたや ありがたや・・_(_^_)_
見舞う満男には 寅「満男、おまえも いずれ 恋をするんだろうなぁ・・ あ〜〜・・ かわいそうに・・・・・・ 」
満男・・ あっけにとられ、、さくらたちに
「ぼく 恋なんてしない。」
だって(^^ゞ それを受けてタコ社長
「(寅さんの)血を ひいてるんだもの・・ 」
と、将来を示唆するよな やりとりも・・f(^ー^;
・エピソード 9
なんとっ! かがりが とらやをたずねて来ました。 して、日曜日に 鎌倉のあじさい公園(だったかしら?)で会う約束に! 舞い上がる寅さんっ!!
・エピソード 10
が、当日 怖じ気づいた寅さん、満男を誘って鎌倉へ・・ せせせ、、せっかくのデート? ですが、、 ・・・超 重苦しい雰囲気です。。。。。 見てる方も いたたまれない・・ 結局 夜遅くなるまで引き回される 満男くん とらやに 帰るなり、 と っ て も 悲 し そ う に うつむいてる満男・・・ さくらが聞くと・・
「(寅さん) 電車に乗った時 涙 流してた。」
今回、映画の中では、今まで誰も見た事のない 1. 寅さんが 一人 さびしく宿でお酒を飲んでるシーン 2. 寅さんが 一人 さびしく汽車に乗っているシーン・・
こんなシーンが かいま見れた 作品でありました・・
けど、、全体的には トーンが低すぎて 好きな作品ではないなぁ・・
寅さんがふられた その後は とらやも いつもの 騒動になったりと・・ いつもの トーンに戻り ちょっとだけ救いでした。
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