[コメント] 怪獣総進撃(1968/日)
タイトルに反して,怪獣は完全に脇役。この映画は,宇宙人から地球を守る熱い男たちの物語だ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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確かに,たくさんの怪獣が勢ぞろいするところは壮観だが,本当に活躍してるのはゴジラやラドン,そしてキングギドラを倒した功労者アンギラスなど一握り。また,怪獣たちは最初はキラアク星人に操られ,次は人間に操られ,最後は自分たちの意思で戦った(というセリフがあったから,そうなのだろう)が,結局,大勢で寄ってたかってキングギドラを倒したのと,ゴジラがキラアク星人の秘密基地を壊しただけでは?
むしろ,この作品では,私の観たゴジラシリーズの中でもっとも人間が活躍していたと思う。ムーンライトSY3もなかなか格好良いし,主人公をはじめ人間側は,圧倒的な科学力を持つはずのキラアク星人と対等以上に戦っており,どう見ても怪獣たちよりも存在感があった。
それにしても不思議なのは,光線や熱線を吐ける怪獣は,どうしてこれを有効に使って攻撃しないのだろう。この作品でもゴジラやキングギドラは光線を吐くものの,攻撃の殆どは打撃だ。多くの映画でモスラ(幼虫)が強いのは,糸を効果的に吐いて相手を動けなくするからだろう。まあプロレスをしないと見どころがなくなってしまうだろうが,続けて光線を吐くとエネルギーを消耗するとか,敵に命中させるのが難しいとか,もっともらしい理屈をつけた方が良いような…。
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