[コメント] ポストマン(1997/米)
ケヴィン・コスナーと言えば腐ってもまぎれも無く大物俳優だ。言ってみればミキティーをどこにでもいるふつーの女子高生として売り出した広告代理店の2回点半ジャンプの失敗と言った所だろうか(例えが苦しい)。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ポストマンは一庶民が最初は全然その気が無かったのにどんどん周りの期待値が上がっていきそのうち本人もそれに押されて隠された能力を発揮するという選挙でよく見られるパターンで立候補した市民派の候補にスタンスが似ている。
あるいは少年マンガの主人公、更にはRPGゲームのレベル1の主人公だろうか。
これらに共通するのは「私はあなた、あなたは私」である。要するにスターもスター、大スターであるケビンコスナーがスクリーンを見ている庶民であるあなたの変わりになって世界を変えるヒーロー物語なのだ。見ているあなたがヒーローになる気分爽快なアクション映画である。これでつまんない、なんていうあなたは相当ひねくれものの庶民だね。
と、ここで低得点を投げている人に向かってコスナー言うかもしれない。
結局のところこの彼の自分が下界に下がって演じきった(みんなの)ヒーロー像と映画を見た人達のポストマンと自分のシンクロ率の低さがこの低評価に繋がっているのだと思う。冒頭でも書いたミキティーと広告代理店の作戦と庶民の温度差が最近の事例では近似していると言えるのではないかい?
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