何故かマイケル・マンの映画では女性は重要視されない。そう思うのは私だけだろうか。

男、男、男、の映画なのである。デ・ニーロにパチーノ、そしてバル・キルマーにジョン・ヴォイト、「熱い」というより「暑い」いや「暑苦しい」とさえ思ってしまうほどのキャスティング。キャスティング・ディレクターに拍手。

当時、この映画について同僚の女性と話していた時のこと、ラストにデ・ニーロが撃たれ、パチーノと手を交わす場面、あそこで「俺は涙がでそうだった」と言うと、同僚の彼女は「え？あそこで笑っちゃったわ。なんであそこで握手なのよ？」と言い返してきた。男と女は違う生き物なのだなぁ、と実感。そんな感想は彼女だけだと信じたい。