[コメント] 乱気流 グランドコントロール(1998/米)
全体的に管制室でのやりとりがメインの構成なので映画としてはなんとも地味な印象。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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タイトルだけだと飛行機物のパニック映画っぽいが実際は過去に管制官として失敗を犯し、引退していた男が仲間に頼まれ再び復帰して過去のトラウマと闘いながらトラブルを解決していくところなど、テーマとしても珍しいものではなくセットなんかも低予算なのか安っぽくてなんとも見劣りのする感じだが、ジャック役キーファー・サザーランドの管制官の演技は本当にベテランっぽく見える好演で悪くはなかった。しかし主役の割には活躍場面が少なく全体的な印象度は弱い。
かたやクルーズ役ロバート・ショーン・レナードはストーリーにあまり絡んでこないのに中盤に異様な活躍ぶりを発揮するので返って印象を悪くしてしまった。最初は役者の演技のせいかと思ったがどっちかというと演出の問題かもしれない。
この映画で一番の難点は飛行機でのやりとりよりも管制室でのやりとりがメインで構成されているために見るべき点があまりなくなんとも盛り上がりに欠けるところ。せめてラストの緊迫感の出し方ぐらいはちゃんとして欲しかった。
映画として見ると救命士の苦悩を描いた『救命士』と同じように管制官の苦労を描いたと言う感じでストーリーは面白味がないが管制官の苦労の描き方は管制室の機器のずさんな管理とオーナーの政治家の態度を通して十分伝わった。
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