[コメント] オースティン・パワーズ(1997/米)
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先日テレビで『オースティン・パワーズ・デラックス』を放映していたので、それを観て、そのパワーに圧倒された形で早速早速レンタルしてきた。
…『デラックス』を先に観たのは失敗だったかも知れない。下品なギャグは嫌いじゃないし、いくつか大笑いできる所はあったとしても(あのソーセージをパクッのシーンはとても好きだ)、なんか多くのギャグが上滑りしてる感じだし、ジェネレーション・ギャップもあんまり良く活かされてなかったんじゃない?死んだ手下に対する哀悼の部分は良い着眼点だと思うけど、あれだってもう少し練る必要はあったと思うぞ。大体上映時間がそんなに長くないんだから、あそこで話が分断されてしまってたよ。
ただ、多分これは最初に本作を観てさえいれば感じもしなかっただろう。本作に関しては後の作品から逆に観るのは良くない。
それでもキャラはオースティン、ドクター・イーブル共によく立っていたし(マイヤーズってこんなに芸達者だったのね)、間抜けなんだか真面目なんだかよく分からない攻防戦も楽しい。
007シリーズに代表される60年代スパイアクション映画へのオマージュが詰まっているので、その時代を知っている人間には充分楽しめる作品だろう。音楽に007シリーズの音楽を手がけたバカラックを起用したのも大きい(出演してるし…)。
さて、次は『オースティン・パワーズ・ゴールドメンバー』をビデオで観て、続編が作られたら劇場で観ようとしようか。
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