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[コメント] 河(1997/台湾)

圧倒的な静寂。眠い時に見たら採点を放棄していた事は間違いないだろう。もう少し切り詰めて、軽く説明描写を増やして欲しかった。俺の足りない脳みそはね。 2004年6月29日ビデオ鑑賞(甘めに★3)
ねこすけ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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ひたすら続く静寂。飯を食う、寝る、雨漏りの対処をする、掃除をする、歩く。ただただ、時間だけが流れていき、映像は制止し続ける。個人的には、そこに驚くほどの美を感じ取れた訳でもないし、驚く程の感情を感じ取れたとも思えない。

つーか、意図的なのだろうけど、説明描写が少々少なすぎる気がするし、あの一家それぞれの感情が見えてこない。ただただ時間だけが過ぎる。その「ただただ過ぎる時間」を狙ったのなだろうか。普通の家族に見えようと、中身はボロボロのスカスカ。しかし、例えどんな環境であろうと、腹は減るし眠くもなる。そして、また時間はただ過ぎてゆく。

個人的に、ラスト付近で、息子とオヤジが知らず知らずの間にホモ親近相姦やってた、ってのはギャグかと思って一人大笑いしていたのだけど、どーなんですかねぇ。

妻は日本のAVダビングして売りさばいてる野郎と不倫して、オヤジと息子は揃って同性愛にふける。何が描きたいんだか、俺には良く分からなかった・・・

ただ、2時間はさすがに退屈だったけど、それでもこの長回しがあるからこそ、この間があるからこそ心地よく感じられるシーンが数個あったし、こーゆー映画もあっていいかな、とか思うので甘めに★3

(評価:★3)

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