[コメント] MAROKO 麿子(1990/日)
OVA版「御先祖様万々歳」のあの内容が存在する以上、この作品は有りえないと思うのだがいかがか。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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「御先祖様万々歳」について評価するならば、★4つ。
特に第一話(映画の第一幕に相当する)については相当気に入っており、友人とともにセリフを覚えるまで繰り返し見た。
この作品のおもしろさは、やはりあの怒濤のようなセリフにある。押井自身も劇場版について「もともと無駄な部分が面白く、ストーリーだけつないでも話ががわかるだけで面白いわけがない」と語る。実際、第一話はほとんどカットされずに編集されている。
なによりもラストの大どんでん返しと言おうか、あの「御先祖」の驚きが無くなっているのも相当なマイナスポイント。劇場版では麿子が単なる詐欺師だったのではないかという扱いである。
「御先祖」を未見の方は、レンタルで発見するのはとてつもなく困難と思われるが、ぜひご覧になっていただきたい。
最後にうらみごとをひとつ。予算が極端に少なく(そして興行として失敗したせいで)サウンドトラックが発売されなかったこと。川井節全開の楽曲群をバカ高いLDのおまけ扱いにとどめるのは非常に勿体無い。
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