[コメント] 蘇える金狼(1979/日)
しみじみと思いますが、松田優作は不思議な魅力に溢れていた人でした。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
この映画を最初にテレビで見たのが確か小学生の時だったと思う。なんだかよく分からなかったが、松田優作の演技がコロコロと変わり、気が触れたんじゃないか?と思った記憶がある。
その後、原作を読んで大藪春彦に惚れ込んだが、今から思えばこの映画こそが私にとっての大藪春彦初体験作品だったんだな。
その後再見して、これは原作と同じものとして見てはいけない事を知るようになる。ストーリーこそ踏襲はしているが、この映画は松田優作を見るための映画に他ならない。ぶすっとした表情が一転して集中力の固まりになり、又画面が変わるとけたたましく笑う…この人の表情見てるだけで本当に飽きない。特にラストシーンの意味不明の会話の後に崩れ落ちる演技は、壮絶なのに何故か笑ってしまったほど。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。