[コメント] 学校 III(1998/日)
キャラの魅力はあるけど、設定がありきたりなので、普通の作品に仕上がった。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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それぞれ多彩な学校を舞台にしたシリーズとしての「学校」もここで第3作。今回は専門学校を舞台にした物語となる。
物語そのものとして考えるならば、中年の淡いラブストーリーと言った感じで、周防正行監督の『Shall We ダンス?』(1996)っぽい雰囲気もあり。強いて言えば、バブルがはじけた世相、不況による閉塞感に包まれた時代を反映させた社会派的要素を取り入れたって感じだろうか。当時の流行りのキーワードが「リストラ」だったから、それを巧く物語に取り入れているのだろう。
作品として評価できるのは、リストラや徐々に格差社会へと移行する日本という国を描いているのに、決してそれを暗くしておらず、それでも力強く生きていく事をポジティブに描こうとしているところだろうか。
ただ、今回は職業学校ということもあって、普通の大人がを描いてる分普通の作品なんだよな。学校側の苦労も描かれていないし、特別な意味合いはない。 物語としては質は高いと思うんだが、「学校」のタイトルを冠する作品とは違う気がするな。
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