[コメント] フラワーズ・オブ・シャンハイ(1998/日=台湾)
眠気を誘う阿片の香り。だたし常用性はナシ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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一体何がしたい映画なのかよく分からない。
人物の背景の生活の描写はごく限られている。閉鎖的空間。だからといってそこに濃密な空気があるのかと言えば、それもナシ。先の展開を追いたくなるような、興味をひくドラマもあるワケじゃなし。キレイな遊郭の女の人を何人も登場させながらも、有機的な絡み合いもなく、ただオトコが行ったり来たり。では風俗映画かといえば、調度品は見せつつも肝心な生活の描写が全くモノ足りない。それとも雰囲気先行のスタイル重視の映画かといえば、一貫したスタイルを保ちつつも、全編それで興味を持続させるほどの視覚的な刺激もナシ。終始緩慢なリズムと催眠術のような音楽が眠気を誘う。しかもそんな空気中に沈殿しているのは、毒の代わりに退屈まぎれの阿片のケムリ(ラリっているようにも見えない)。
あるのは些細ないざこざ。それで映画になるのだろうか?やはりこのテの題材は五社監督にまかせとけ、というのが持論デス。
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