[コメント] 始皇帝暗殺(1998/日=仏=中国)
どんなに愛してもどんなに憎んでも、何一つ変えることの出来ない歯痒さ。2003.7.29
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
結局のところ彼女が愛したのは祖国だけだったのかもしれない。
政治の表舞台という男社会で女が出来ることなどたかが知れている。お前には国を救えない、と言われながらも馬を走らせる姿は勇ましかった。暗殺者の子を身ごもって終しまいというのはややありがちだが、確かに子どもを産むのは女にしか出来ない復讐劇だ。そんな女は哀れだが強い。
それにしても最後の最後で、コムロが余韻も何もかもをかっさらっていくとは思いもよらなかったよ。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (1 人) | [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。