タイトルからして当然Ｂ級アクションと思ったんですよ。主役もシュワちゃんの弟みたいなマッチョ系だし。そしたら事件の捜査をメインにしたアクションよりも、それぞれの立場で葛藤する人間たちのドラマになってた、いちおう・・・。 音楽もリリカルな調べっちゅうか、真っ向から勝負してるんですけど、全体としてＢの臭いが隠しきれないというか・・。 役者も、クリス・ペンとジーナ・ガーションという、お気に入りがふたりも出てるのでお得だったし文句はないんですけど、あと少しで４、５点つけられそうな名作になったのにとも思う。

後半詰め込み過ぎですかね。それに、ハードな手応えも最後のややハピーエンドぽいラストで薄まってしまった。まあ、愛する友を二人も失ってしまって停職プラス告発されたらまったく救いがないもんね。

それから、ジーナ・ガーションの扱いが、やや添え物ぽくて残念。あそこで別れた男の親友とベッド・インしちゃうのも唐突だし。しかし、彼女はコート着て風に吹かれる様が良く似合う。