そのくらいつまらないし、怖くもない。唯一怖かったのは、浅川（松嶋菜々子）の子供役の子の無表情な顔。

躊躇せずに１点を付けられる数少ない映画だと思う。内容もひどいものだが、だいたい、この映画は存在自体おかしいと思う。

アルシュさんのあらすじにも書かれているように、原作『リング』のちゃんとした続編は『らせん』なのだが、これを無視して、まったく別の続編を作ってしまったのが、この作品。

もともと映画『リング』も、主人公を女性に変えたり、原作の妙味を殆ど映像化できていなかった（詳しくは、私の『リング』のレビューをご覧下さい）が、それを踏まえて、さらに壊滅的な映画を作ってしまったという気がする。