ドラッグ・ネタを始めとして、狙ったような悪趣味＆バカのオンパレードにも関わらず、ホンキで爽やかな学園ドラマを狙っているようでもあり・・・。ともあれ、テレビ放映で見たにも関わらず、コレだけＣＭに途中中断されるのに違和感を感じなかった映画も珍しい。要はＢ級（なんてあるのかなぁ？）学園テレビドラマの番外編、「今回はモンスターが出現、絶体絶命」の巻、みたいな感じなんでしょうか。

ラストがまた気色悪い。「何だい、結局はヒーローかよぉ？」みたいな展開に、コレまた調子良くヒーローフェチの女の子が寄ってきて、気持ち悪さに拍車をかける。悪趣味なノリを狙ってるなら、「オマエらの浅知恵に、俺たちが負けるはずねぇだろ」みたいな、エイリアンのシツコイ復活で終わらせるってのを期待するし、学園ドラマなら、いじめられっ子の主人公の活躍を世間に知れ渡らせちゃダメ。世間に自信をつけさせられるんじゃなくて、自分で自信をつけないと。そう、意中の女の子には、ありのままの自分にホレてもらわないと・・・って何ホンキになってんだか（汗）。