[コメント] 首都消失(1987/日)
どんな低予算でも、大作は作られるんだ!と言う主張がそこはかと…やっぱり中野昭慶はいいねえ。
小松左京による同名小説の映画化作品。原作の方は非常に緊張感に溢れ、外部からの焦りというのが行間からにじみ出しているような雰囲気が実に良かった作品だった。
ただ、本作に限らないけど著者のイマジネーションを映画化するってのは、当時低予算化していた邦画の実力では、どう見ても難しかった。
いや、本作の特撮部分はそれなりに頑張っているようだったが(特撮担当は中野昭慶で、“物体O”と呼ばれたあれは綿とドライアイスで出来てるそうな)、人間ドラマの方にも緊張感がどうにも足りない感じ。この時間内で原作の息抜きの部分をわざわざ入れる必要があったのか?なんだか本作で一番印象に残ったのが鮎食ってるシーンだってのがちょっと情けない自分…
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