[コメント] 刑事コロンボ 構想の死角(1971/米)
結局こんなところにまでスピルバーグの凄さが出てくるというのがなんとも(笑)
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これが実質3本目の作品となるが、シリーズとして開始されたのは本作から。そして栄えある第1作の監督に選ばれたのは、当時無名の監督だったスティーヴン=スピルバーグ。この作品をシリーズとしてきちんと位置づけることに成功させ、更に直後に撮影した『激突』(1972)で大ヒットを撮った訳だから、やはりその非凡さは特筆すべき事なのだろう。
物語そのものはかなりベタな作りであるけど、ベタだからこそ、キャラの描写が大切であることをしっかり踏まえていた作品でもあった。特に小説にも、ましてや犯罪にも才能がなかったキャシディの最後の台詞「一つめも私のアイディアだ」と言わせるところは「見事」と言いたくなる。
追いつめられた男を描くというのは次の『激突』へとそのままつながっていくようで大変興味深い…ちなみにスピルバーグを監督にした理由は、たまたまスタジオをぶらついていたからだったとか。テレビシリーズだけにこう言うのもありか。
そうそう。本作のもう一つの見所。コロンボが「得意料理」と称してオムレツを作ってるシーンあり(実際には卵を混ぜ合わせるところまでだが)。
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