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[コメント] 刑事コロンボ 毒のある花(1973/米)

ヴィンセント=プライスが楽しかったくらいかな?
甘崎庵

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 前作『二つの顔』(1972)が倒叙ミステリーの盲点を突いた好作だったのに対し、本作は素直な、こう言っては何だが、大変当たり前の作品に仕上がっていた。化粧品会社の内訳など、設定的には面白いこともあるのだが、かっとしての殺人→事実隠蔽→事実を知る人間に脅迫→それも殺害→コロンボの笑み。という、ありきたりな物語になってしまった。単なるドラマとしては悪くないにせよ、もうちょっと捻りが欲しかったところ。

 ただ、ここに出てくるキャストだけは無茶苦茶豪華。マーティン=シーンは特に最近『ホワイトハウス』の大統領役なんかやってるので結構顔を見るが、それで本作観ると、まだまだ若いなあって感じ。しかし、ここではやっぱりヴィンセント=プライスの怪演がポイント。話し方とか、妙にゲイっぽいしゃべり方、この人妙に似合うんだよね。

(評価:★3)

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