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[コメント] プレイス・イン・ザ・ハート(1984/米)

落ちをつけなくてもいいじゃないか。2010.3.17
鵜 白 舞

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







ダニー・グローバーが準主役の役柄で、彼の演技は間違いなく良かった。が、アカデミー賞にノミネートすらされていないようだ。賞が全てではないだろうが、助演男優でノミネートされたのがなぜマルコビッチ?マルコビッチも悪くはなかったけどさー。

今では黒人も普通にアカデミー賞を受賞しているが、それもここ最近実現したんだったけな、とこの映画を観ていて思い出した。この映画がアカデミー賞にノミネートされた当時、さぞやダニー・グローバーは悔しかったろう。

映画のラストでの理不尽なKKKの攻撃に慟哭したモーゼスの想いは、そのままダニー・グローバーの想いに重なる気がしてならない。あの落ちは本当に必要だったのだろうか。人種差別なしへのメッセージはあんな落ちがなくても十分伝わっていたのに。それまでの爽やかさが一転し、後味に苦味を残していった。

(評価:★4)

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