[コメント] 乱気流 タービュランス(1997/米)
サスペンスとゴシック・ホラーの良いところを上手く取り入れる事には成功。失敗したのは配役。勿体なかったな。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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見せ場も盛り上がりもきちんと設定され、割合ソツのない作りのように思うのだが、変に地味な印象を受けた作品。
その理由を考えてみると、ホリー演ずるテリーという主人公に感情移入が出来にくいと言うことが挙げられるだろうか?感情むき出しでパニックを起こし、顔のパースが崩れるまで叫ぶ…う〜ん。やっぱり主演女優だったら、もう少し自分の顔に責任を持ってもらいたいものだな。
飛行機を舞台とした作品は近年いくつか作られているが(『エグゼクティブ・デンジョン』、『コン・エア』、『エアフォース・ワン』などなど…)、それらを観ていると、実際飛行機というのは面白い舞台ではないだろうか?根本的にまず飛行機は“堕ちる”存在であるため、それを避けるために専門的な運転を行わねばならないし、気象条件によっては“揺れる”事も重要。何より一旦入ったら出ることが出来ないと言うことで、密室ものの作りが出来る。昔からあるゴシック・ホラーの王道として作ることも出来る。
本作は女性が主人公で、限定された空間で殺人鬼に追われると言うのがメインとなるので、むしろホラーっぽい作りになってるのが特徴か。素材を良く活かしているはずなんだけど、地味に終わってしまったのが残念。
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