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[コメント] リング0・バースデイ(2000/日)

怖さとは、得体が知れないから怖いんだよ。なんでそれを分かってあげられない?
甘崎庵

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 鈴木光司による原作短編を映画化。

 原作の「バースデイ」という話はこの後の「ループ」の外伝だったはずだが、これは貞子が化け物として生まれた話としてるんだろう。

 元々が短編なだけに、相当な脚色が入れられているが、それが見事に裏目。ここまで酷くするか?と言うレベル。確かに怖さの演出はかなり進化しているのだが、逆にそれにあぐらをかいてしまい、どこかで見たような描写にしかなってなかった。

 結局これは、一作目の『リング』(1998)がなんであんなに怖かったのか?と言う謎解きに終始していたためなんだが、一作目の不気味さは、貞子のことを説明すればするほど、逆に怖くなくなってしまうと言う、変な相乗効果を挙げてしまった。

 それになあ、やっぱり貞子は仲間由紀恵じゃ駄目だよな。それに気付いてやれよ。

 結局、本作は脚本、描写、キャラクター全部が見事に外しまくり。完全にシリーズの尻馬に乗っただけの作品。それ以上の評価は必要あるまい。

(評価:★1)

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