[コメント] フリークス(1932/米)
みんな愛らしいです。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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お話自体はとても単純。悪い美女がいて、騙された男がいて、最後は悪い女に復讐をする。簡単に言ってしまえばそんな話。
もう見るべきは画面で動き回るフリークスたち。 口でマッチを擦って器用にタバコに火をつける男。美しいシャム双生児姉妹。手だけで軽快に走り回る下半身のない男、無邪気で可愛らしいピンヘッド。 みんな画面中を駆け回ったり、得意技を披露したり。 ピエロの男性が、ピンヘッドの子に帽子を買ってあげる話をしたときの、ピンヘッドの可愛さったらないですよ。ああもう可愛すぎる。胸キュンすらする。
昔、見世物小屋で普通に彼らフリークスが舞台に立っていた。そんな時代の映画だからこそできた映画で、今じゃとてもじゃないけどこんな映画は獲れない。 彼らを見世物として表舞台に出すことに世間は差別だと反対し、(一般的に言えば)悪趣味な見世物小屋は世間から消えてしまったけど、彼らがこんな風に活躍できる世界というのは、もしかしたら必要だったのではないかなと、この映画を見ると思うのです。 少なくとも、この映画に出ている畸形の見世物小屋芸人達は、みんなとても生き生きしていて、堂々としているから。
それにしても本当に、なんてみんな素敵なんだろう。できれば綺麗な映像で見たかったです。ヒルトン姉妹はとても神秘的で美しい。
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