[コメント] 発狂する唇(1999/日)
映画ってのはなあ、スクリーン挟んで創り手と観客の真剣勝負なんだよ。こっちが正面から「さあ来やがれ!」ってんのに、まともに向き合うのビビって逃げばっか打ってごまかしてんじゃねえ。「カルトでござい」なんて言ってみろ、ぶっとばすぞ。
B級・バカ映画であっても、いや、B級・バカ映画だからこそ、観客とまともに向き合う(時にはまともにやりあう)気概が必要なんだろうが。こういうの創るにあたっては、別に「正気」である必要はないが、「本気」がなければ話になるまい。
それを、「こんなん出ましたけど〜」とチラチラチラチラ観客の目を気にしつつ、観客の視線を全部かわした「つもり」になって得意がっているのだから、目も当てられない。
この手のジャンル自体は嫌いじゃないだけに、この路線をナメたり小馬鹿にしたような作品に出会うとむらむらと憤りを感じてしまう。
…だからあんたらももっと来いよ!!
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