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[コメント] ミッション・トゥ・マーズ(2000/米)

「神」の考えるこたぁ人間にゃあ分かりませぬ。
ymtk

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 まあまあやね。画づくりでは微妙に(あからさまに?)「『2001年』」を意識しつつも,物語の内容では,かなり「『2010年』」的なワクワク感を出そうってねらいがあったような気がする。んー,わかったようなわからぬような言い方だ。わしはあまりまじめに映画を観ていないようなので,数々のくだらないシーンとかお間抜けなシーンなどはあまり気にならなかったす。

 むしろなんちゅーか,全体から流れ出てくるものを感じたりしてたかも。やっぱり「神」(じゃないんだけどさ,実際に出てくるのは)はわしらの理解を超えた存在じゃのうって感じがしたす。だってだって,いくら「鍵」を持ってないからって,いきなり殺すこたぁねえでしょ。待ってたくせに。それでも,「鍵」を持っていなければ容赦しない。そのあたりの有無を言わさぬところが逆にリアルだった。

 で,その「鍵」を見つけるためにいろいろとハックするシーン。ああいうのって,日常生活の中でもやっぱりできるのかな。あのシーンだけ見ると「んなうまく解読できるわきゃねーだろ!」って思ってしまうけど(「『コンタクト』」でも同様のアクロバティックな解読劇があったのう),日常の中では,意外にも,巧妙な次の一手が,なぜか見つかったりするんだよね。そういうひらめきってどこからくるのかな。そんなことを考えて,わくわくっとしたかも。

 次。「水責めの刑」は某アニメを思い出しますね。って,関係はないのかな。あー,それとそれと。地上じゃあカスみたいな速度の32km/h。宇宙じゃ命取りなんだなー。そのあたりになぜかぐぐっときた。って,よく考えてみれば地上でも命取りになってしまうときは多いけども。

 てなわけで。んー,お暇なら観てもいいかもよ。保証はせん。特に「『2001年』」命!の人は観ない方がいいす。怒るかも。

(評価:★3)

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