[コメント] サイダーハウス・ルール(1999/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
久しぶりにこの映画を見ました。そして、いろいろ考えさせられました。
数年前に見ました...その時にも色々と考え自分なりに納得いっていました。
だけど、こうやって久しぶりに見て、多少自分の見方が変わり
数年前見た自分の考えとはかなり異なっていまいた。
在り来りな言葉だけど、人って自分で自分の人生を選んで決定していく。
そういうのって、シンプルだけど、人にとってとっても大切な事だと思います。
子供達はまだ自分では決めることもできずに、周りから導かれていく。
そうやって子供達が自分なりに考え、純粋に自分の人生を決めていく。
良い事悪い事を自分の中で選り分けていき、自ら人生を歩んで巣立っていく。
世間へ出て行き、自分の新しい一面を見出す為に、世間にもまれ自分を磨いていく。
そして、新たな出会い、初めて知る家族形式、今まで知らなかった女性と出会っていく。
自分から進み、初めて触れる家族。自分の信念とは違い悩み苦しみ
しかし、助けたいという気持ちでいっぱいである。
自分がこの場で堕胎をしなければ、救うことができないと思い決める。
決めた瞬間に目の輝きと顔の表情が一歩大人へと歩んでいく。
また、知らなかった女性の一面を知った。「一人ぼっちが嫌い」と言われ
その気持ちに快く受け止め、その反面いつかは離れていく存在として
自覚し、自分で決めていく。
それは女性に振り回されている訳でなく、自分で決めたことなのである。
そうやって、選り分けていく。良い事も悪い事も...忠告されるが
心やさしい少年は自分が悲しむほうへと決めていく。
人は自分で自分だけの「ルール」を決めていく。
法律なんって人間が決めた最低限のモラルであって、それに埋もれていかない強い自分を見つける為の、「自分のルール」を見つけていく。
人はそうやって成長していき、良い事・悪い事をしていくんだろ〜な...
現代そうやって生きていく人って少ないのかなと思うとチョット寂しいかも...
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