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[コメント] 何かいいことないか子猫チャン(1965/米=仏)

テンポが速くてすごく退屈しなかった。役者も最高だった。
わっこ

**ネタバレ注意**
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ウディ・アレンの脚本のなかではかなりいい出来ではなかろうか。普段彼のストーリーはジョークでとる笑いが多いので笑うテンポが多少ややこしくなるがこの作品では行動の笑いが多くテンポもかなり良い。特に素晴らしかったのはそれぞれのキャラクターをちゃんと作っていること。普通どの作品でも1人か2人はちゃんとキャラを生かしていない役が出てくるがこの作品ではピーター・オトゥールが演じたもてすぎて困るプレイボーイやロミー・シュナイダーが演じた彼といつまでも結婚できなくてヒステリーになっている女を始めとした主役キャラからウディが演じた男を始めとした助演キャラまでしっかりキャラクターが作られていてどのキャラクターも存在感があって感情移入しやすくなっている。特に晩年の暗めな女性の印象が強かったロミーがこの作品ではすごく明るくまるでキャロル・ロンバードのような役回りだったのがすごく印象深い。ストーリーのテンポもかなり速くあっさり見れるので退屈するということはない。ストーリー展開が外国映画的で多少訳がわからなくなる部分があるがそこは役者の演技力でカバーしきっている。後半のホテルのシーンからカー・レースシーンにかけてはもうどたばたを通り越して無茶苦茶な感じもするがむしろ面白さが伝わって印象としてはかなり良い。結果としては少し風変わりな描き方をした作品だがストーリーの出来やキャラクターはかなり良かったし役者もそれぞれ自己アピールできていて助演は出すぎず主役は印象が薄くならなかったのでコメディとしてはかなり目立たない作品だが隠れた秀作といってもいいだろう。

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)甘崎庵[*]

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