[コメント] ペーパー・ムーン(1973/米)
結末ははじめから決まっていた
生きるためのひらめきを行使した彼は戸惑う。貧しい者を騙す罪に縛られ、崩れ去った計画から離れられない。失敗は生きることだけ考えた過去が育み、彼女の言葉を聞いたのは人を見ることが出来るから。
強く生きるには死なない事と人への考えを結びつけるのが大切だと思った。安心できる場所はあったけれど、理解のない善意なんて必要無い。大人びた彼女は先の変化を見ているし、生きる知恵はもう身に着けている。みんなよりもいち早く幸せを築こうと思って、苦しくても優しさが垣間見えてしまう彼の未来を信じて見守ろうとしている。
大人の女に嫉妬までしてしまうのはそこに確かな愛があるからだ。
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