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[コメント] 地獄に堕ちた勇者ども(1969/伊=独=スイス)

服従
ルミちゃん

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







服従、これがナチズムの基本らしい.自分の生命の安全と権力を守るために、より強い権力に服従することにある.そして、服従しないものは、殺して、殺して、殺しまくる.

工場主のヨアヒムは時代に迎合した形ではあるが、工場を守るために団結を求める話をした.突撃隊も然り、良し悪しは別として、彼らの集合はやはり団結である.そして、団結とは、一つには信頼関係の結びつきを意味すると言ってよいはず. 他方、同盟とは、アッシェンバッハとフリードリヒの関係、全く信頼できない相手と、自分の利益のために手を結ぶこと.最後に工場の権力を握るマーティンはと言えば、少女を強姦し、その少女は自殺してしまったのだけど、ユダヤ人殺しは、体制が変わったので、罪にならないという.そして麻薬中毒.おおよそまともな感覚で信頼できる相手ではないのだけど、服従する、反抗しないということにおいて、アッシェンバッハにとって、ヒットラーにとって最も都合のよい人間であった. 話を少し戻して、服従しない人間をアッシェンバッハはどのように扱ったかと言えば、フリードリヒに同盟を持ちかけ陰謀を実行させて、同盟を結ぼうとしない人間、つまり工場主のヨアヒム、突撃隊のコンスタンチンを抹殺した、暗殺した.

フリードリヒとソフィの結婚とは、政令、権力との癒着によって手に入れたものであり、結婚は工場の全権力を手に入れることであった.彼らがアッシェンバッハに服従しない、権力を手に入れ権力に服従しない存在になるべき、結婚式の日に自殺を強いられた.自殺したとは、アッシェンバッハに服従するマーティンに服従し、同時に権力を失ったと言える. 陰謀は、団結、信頼関係を破壊し、憎しみを生む.突撃隊コンスタンチンの息子ギュンターは、父親を殺したフリードリヒを憎むけれど、背景にあるアッシェンバッハの陰謀を理解しようとしない.のみならず、ナチに協力する道に踏み込んで行く.

同盟は、団結とは違う.つまり信頼関係による結びつきではない. 日本とアメリカの関係も然り、アメリカに軍事基地を提供することにより、日本の安全と権力(輸出による国力)を守っている.つまり、日本はアメリカに服従することにより、日本の安全と権力を守っている.小泉純一郎はさすがに一国の総理大臣、日本とアメリカは同盟国と言い、その行動はこの映画に描かれた通りである.同盟、この言葉の意味を正しく理解している.

イタリアのムッソリーニはレジスタンス(反抗)により倒される.その後イタリアはドイツに占領された.

スペイン統治時代のフィリピン.フィリピンのゲリラとアメリカ軍(マッカーサーの父親)が手を組み、スペインと戦い、国力が弱体化していたスペインは負ける.その後、フィリピンが独立したかというと、そうではない.アメリカは割譲、つまり、フィリピンをスペインから買い取って植民地にした.

アメリカとアフガニスタンの場合は?

アメリカとイラクの場合は?

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