[コメント] ペパーミント・キャンディー(1999/日=韓国)
あの線路は人生をあらわしてるのかな? 曲がりくねって途中でいくつにも別れてみたり、真っ暗のトンネルがあったり・・・。
それまで主人公の悲しい過去、辛い過去と対比して線路のシーンに切り替わるたびにバックに流れる優しい曲(エンドロールでも流れていた)になんだか心を和らげられた。
多分この映画ももう少し年を重ねてから見ると面白く感じるかもしれないと思う。
見終わってすこし考えてやっとわかった。この映画は政治問題なども絡んでいるかもしれないけど僕は
「失われた時は戻らない」
と言いたいのだと思う。
・・・・・・・・追加・・・・・・・・・
私は今受験生である。人生の最初に出会う試験。私はいま「人生」を感じている。そんな時ふとこの映画を思い出した。主人公の
「人生は美しい」
この台詞が心にグサッと突き刺さる。
こんなに深く、こんなに重く、そして心にグサッとくる。そしてなんとも後からどんどんくる。あぁなんという・・なんという映画・・・。
「人生」に直面した時、昔の「愛」を思い出すとき、そして「人生の試練」に直面した時、この映画がまた蘇ってくるのかと思うと、この映画が私に与えた印象は5点満点なのであろう。
正直最初見てて面白くなかった、最初は2点をつけた、しかし後から何かが私を動かし3点をつけさせた。そして今日「人生」「昔の愛」(私は今でも好きだけど、ふられた彼女いました)「人生の試練」に直面した時、思い出したとき、すぐこの映画が出てくる。
思い出すだけで涙が出てきそうになる。しかし実際二度目を見ても別に私は感動しないと思う。しかしまた後からじわりと何かがこみ上げてくるのだろう・・・。
あぁ・・なんという・・・。見ているときはなんにも思わなかった自分が情けない。 私はこう思う・・・
「人生は限りなく素晴らしい、そして美しい。時として惨酷だが・・・」
―――――2002年6月20日追加コメント
最近じっくり考えてこの映画が何を言いたかったのか・・?
それは冒頭に衝撃的なラストをもってきて、冒頭に和らいだ主人公をもってくることにより、本当の衝撃的なラスト(主人公の最期)を和らげてみせるという、意味でのさかのぼり手法。
はて、この映画・・・よくよく考えてみると「軍隊」という集団のなかで「個」を守る厳しさ、韓国の徴兵などによる、別れ・・、最初は純粋だった青年がなぜ自殺に至ったのか?
そこでさかのぼり手法・・・・
『メメント』みたいにサスペンスでやるよりもよっぽどかいイイ!
―追加
↑に書いてる事、なんか読み返すのも恥ずかしいんですが、面倒臭いのでそのまま放置しときます。
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