[コメント] 男たちの挽歌 II(1987/香港)
闇社会に身を投じたことが足かせとなる様を描いていたのは前作。続編において一作目の存在が足かせと化すのを体現したのがこの映画だ。
キットとホーが再開して会話が展開される。これがあのキットと、あのホーの会話なのだろうか。一作目で描かれた出来事の総括が何ら行われないのはどういうことか。
語る気になれぬほどストーリーは迷走を重ねている。「刺青は落ちない」と手を洗いながら放つ台詞、それにチャーハンを投げ飛ばした白人へ、米に対するケンの想いを語るところなどは良い脇エピソードだ。監督や俳優の本気さは感じられる。アイデアは十分絞られているし、演出は良い。しかし作品としての前提が酷すぎるため、やはり論外としか言いようが無い。ジョン・ウーに2点、俳優たちに1点。
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