監督の意図が全く伝わってきませんでした。この映画は現代の若者を嘆き、喝を入れる映画なの？だとしたらＲ指定の意味が分かりません（Ｒ指定は監督の意図ではないでしょうけど）。

大人をバカにしきったしょうもない子供たち。腹立たしいのはよく分かりますよ。でもそう育てたのは誰やっちゅーねん。子供がどう育っていくか、全ては大人に託されているのです。自分の思う通りに育たなかったから殺すんですか。…何様のつもりですか。しかも子供に「走れ！」とは…（呆）。大人がまず走れよ！と思ってしまいました。

監督がそんな軽率な人だとは思いたくないので、この映画は「バカな大人を嘆き、喝を入れる映画」と捉えるべきだと思います。よってＲ指定で結構なんじゃないでしょうか？暴力描写の悪影響よりも、自己中心的な大人の醜態を晒す事の方が悪影響に思えます。大人の責任として、子供に対して匙だけは投げちゃいけないですよね。