私も人後に落ちることはないが、面白い男だった。

何かに煮詰まると、穴を掘っていたっけ。

一晩で大学のキャンパスに人一人がすっぽりと入れるだけの穴を掘って、翌日一日ずっと眠りっぱなしだった事もあった。

今頃どうしているだろうか？連絡取らなくなって随分時が経つけど…（別段彼がその現場にいたわけじゃないですよ）

その後、霞ヶ関の事件が起こった時、たまたま私も東京で働いていた。嫌だけど、あの事件、微かながら、私自身にも関わってたことに気付く。

そう言えば、あの事件起きた時、マスコミの報道には踊らされないぞ。と思いつつ、やっぱり報道に踊らされていた自分…もっと冷静な目を持つようにならないと…そう言うことを思わされた映画だった。