[コメント] レクイエム・フォー・ドリーム(2000/米)
後味の悪さとともに伝わってくる、麻薬の悪。
ただ、後味の悪さこそ、この映画の目指すところだとは思います。
メッセージ性はかなり強いが、特殊効果なんかの映像表現に目が行っていまいがちなのがもったいない。麻薬の恐ろしさを啓蒙する意味で高校生あたりに観てもらいたいが、そうするとエロにばっかり目が行ってしまいそう。後味が悪いんで誰にでも勧めるってわけにもいかんし、『π〈パイ〉』よりも扱いのむずかしい作品です。
ダーレン・アロノフスキー監督作ってこととジェニファー・コネリー出演ってことで観たんですが、メイン・キャストの 4 人の巧さが光っていたと思います。とくにジャレッド・レトが拾いもんって感じでした。
終演後、「何事でも、安易な方向に流れてはいかん」ってことが重くのしかかってきました。
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