[コメント] ドラえもん のび太のドラビアンナイト(1991/日)
秘密道具を終盤まで登場させない代わりに、シンドバットのコレクションを登場させて、敵がコレクションを使ってドラえもんたちを窮地に陥れるところはインパクトはあった。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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「ドラえもん」の映画化12作目。
行方不明になったレギュラーキャラの一人を救い出すという中盤までの設定は同シリーズの8作目『竜の騎士』に同じような展開があるためそれほど目新しくない。しかし、この映画の売りであるドラえもんの四次元ポケットを終盤まで登場させないストーリー展開は意外。これにより、秘密道具を使えるという利点で強さを誇っていたドラえもんがのび太たちと同レベルの強さにまで落ちたことで話に緊迫感が増し、いつドラえもんが四次元ポケットを手に入れて活躍するのかという期待感をうまく煽っている。
ストーリー面でも人間を信頼できなかったシンドバットが子供たちの活躍を見ることで人間への信頼を取り戻すところも教育的要素がちゃんと入っていて面白い。また秘密道具を登場させない代わりにシンドバットのコレクションを登場させて、敵がコレクションを使ってドラえもんたちを窮地に陥れるところもインパクトがあった。
ただ、四次元ポケットを拾ったのがミクジンだったという時点でこの映画での、ドラえもんがいつ四次元ポケットを手に入れるのかという期待感を減退させてしまった。彼が拾ったなら、もっと早い時点でドラえもんがポケットを手に入れる機会があったわけで、終盤まで引っ張っても無駄に映像を垂れ流しただけという印象が強くなってしまう。
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