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[コメント] もののけ姫(1997/日)

「しし神は、〜だったのか…」 この台詞って…
チョコート

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







「しし神は、花さかじいさんだったのか…」 一見、この台詞ってわかったような気になるし、ちょっと感動的だけど、 けど怖い台詞だなって思う。

人間はしし神を退治しようとする。 しかし、この映画で言う人間側からしたら、その戦いはアシタカとサンによって、 邪魔され、負けた。

結果的には、首はかえさないと大変な事になっていたであろうから、それはそれで よかったのであろうが、人間側からすれば、謎に包まれたしし神は、花さかじいさんだったんだ、という結論で終わる。

これじゃあ、人間は変わらないではないかっ!むしろ、しし神様は、花さかじいさんだから、私達が汚染した自然を回復させてくれるであろう。って事になるの ではないのかしら…。

しっかし、ラストの疑問。 しし神の首がつけられて、自然が元に戻るのは許そう。けど、根本的な 問題なんだけど、なぜアシタカの傷が癒されるわけ? あーわからない…。しし神が感謝したの? しし神って感情的にそんな事しちゃうの?神ってそういうもの?

そして、アシタカに首にかけとく石をプレゼントした、女の子は、ふられるの? どうなのよ、アシタカさん。あんた、思わせぶりなのよっ!てな話。 あの石、サンにあげちゃうし。あれ、普通に現代社会でやられたら かなりショックだけどな…。

うーん、なんかスケールの大きい話(実際は大きくないんだけどね)やりすぎて 大切なものが雑になってる気がする。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)埴猪口[*]

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