[コメント] ダンジョン&ドラゴン(2000/米=チェコ)
普段からD&DなどTRPGに親しんでるような連中はこのような作品でもネタとして楽しむという寛容さを持つものだが、にもかかわらず失笑しか無かったというのは凄い(少なくとも私の周りでは)。
そもそもこの映画、D&Dというものに対する知識が無いと戸惑うことが多いのではないか。ドラゴンクエストのようだなどというコメントがあるくらいだし(初代D&Dは1974年に発売されたテーブルトークRPGで、古き良きRPGをイメージすれば良い。ではテーブルトークとはなんぞやといえば…と説明しだすとキリがない)、そもそも配給会社もあんまりわかってないので邦題からして間違っている。D&Dあるいは素直にダンジョンズ&ドラゴンズにすべき。もしかしたら権利関係の問題があったのかもしれんけど。
キャラクターの容姿や舞台美術も日本のRPGに親しんでいると濃すぎて受け入れがたいのでは。褐色のエルフが鎧に身を包むなんてまずありえない。指輪物語ではエルフを妖精のイメージで描いているので、イギリスの感覚の方が日本に近いのかも。ところがD&Dの公式サイト(http://www.wizards.com/dnd/)にあるArt Galleryを見ればわかるように、むこうのRPGの挿絵なんてまさにあのエルフ風な濃いやつらばかりで、そういった意味ではきちんと再現しているとも言える。
それはともかく、シナリオがもう少しまともであればまだよかったのに…。
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