[コメント] クロスロード(1986/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
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そりゃ〜〜もうっ 観る前から 期待度大!!
なにせ、ロックギターのルーツ♪「ブルース」しかもその「ブルースギター」のルーツ 実在の人、ロバート・ジョンソンの言わば、「魂」を求めに旅に行くストーリーだぜぇ。
出来るなら、ギターは "ギブソン"を持っていって欲しかったけど、まぁ、フェンダー・テレキャスターも 渋いし、許す。
共演者が、(まぁ、そんなに好みではないけど) 凄腕のギタリスト@スティーブ・ヴァイというところも、 ロックファンには泣かせるところ・・
まぁ、そうだなぁ、、、フツーに考えれば、、 最後の勝負は、話の展開上、、ブルースに一歩近づいた主役のギター少年が ブルースの "ツボ" を付いたフレーズを奏で、勝利する・・ でないと、まるでお話になってない! と思うのだが・・(T^T)
それを、、せっかく修行を積み、ブルースの形になりかけてたのが、(たしか、ギターの吹き替えはエリック・クラプトンだったと思う) 最後の勝負では・・ 一番最初に覚えていたクラシックギターのフレーズなんだもん・・・
じゃーーーー、、今までの ブルースの旅は、一体全体なんだったの!!! と、、小一時間問いつめたいところであるっ!!!
それにさーーー、、仮にもミュージシャン(ホントか?)の立場から言わせてもらえば、 いわゆる"ギターバトル"という言葉はあり、勝ち負けはあるけど、、 あくまで、相手のフレーズに触発されて、自分を高めていく行為であって、、 相手をうち負かすという手合いのもんではないんだよなぁ・・ そのあたりが、格闘技とは違うところと、ぼくは思う。 2流、3流のミュージシャンならそう言うことあると思うけど、 それは、1流ではないと思うよ。
だから、せっかくのブルースのルーツを求める旅という崇高なテーマを あの最後のバトルが台無しにしてる・・(T^T)
観ていて、いったい どうなるんだろう・・・というワクワク感が、 ラスト付近で、"泣ける"・・と いうよりもーーーーーーーーー、、、 頭にあった血が、、、全部、、さーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと、、 下にひいて行ったのを覚えてます・・f(^ー^;
その辺、『海の上のピアニスト』あたりでも、カンチガイしていると思うんだよなぁ・・ バトルに関しては、、、
でも、この映画、音楽仲間で、酒でも飲んで音楽論を語る時、大いにネタにさせてもらいましたし・・
テクニックは、ある程度は必要だけど… 音楽の神髄はそういうものじゃぁない・・ って間接的に気づかせてくれたし・・ それなりに、自分の中では大きなポジションになった映画かもしれませんね(笑)
まぁ、もう一度観る機会はないかもしれませんが・・(爆)
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