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[コメント] 空中ぶらんこ(1956/米)

もうちょっと時代が進めば、描写も変わっただろうに。とか思いつつ観てしまうのは、大分嫌な観客には違いない。
甘崎庵

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 一応これも恋愛作品となるのだろうが、サーカスという特殊空間に身を置いているため、この設定ならではの恋愛模様になってる。

 サーカスの軽業師というのは技術は元より、パートナーの信頼関係がとても重要となる。そう言った信頼関係は時に愛情にまで発展するのだろうが、いわゆるこれって吊り橋理論にも関わるんだろうが、その走りのような関係を描いているところが結構興味深い。

 サーカスという舞台は、突き抜けた体育会系社会だが、男女双方に出演者が居るため、ホモソーシャル的なものはなく、特に恋愛に関しては割とオープンなところが強調されている。50年代の作品だから、三角関係はあくまで男女間の関係のみで描かれるため、男同士の関係は嫉妬や光明神と行ったところにすっきり落とし込んでいて、物語がかなり明確ですっきりしてるのが特徴だろうか。

(評価:★3)

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