色遣いの良さ、音楽のセンスの良さ、ブラックでシニカルなユーモアなど、ファレリーテイストで非常に良かった。（ファレリー兄弟監督版も観たかったけれど）　ヘザーも活き活きとしてたし。脇役も訳解らんくて、おもろかった。

しかしながら、それに対して主役の２人ギリーとジョーのキャラクターの薄さがこのシネマの欠点か。ギリーは良い奴なだけでおもんないし、ジョーも可愛いだけでおもんないし。ちと薄い。

しかし、良い。本当に優しいシネマだ。結構うるうる来ちゃった。

これを「差別だ」とか、「下品だ」とか、「馬鹿馬鹿しい」とか、「ナンセンスだ」とか云って顔をしかめてるような輩こそナンセンスの極みだ。

こんな愛に溢れてるシネマは中々無いぞ！

唯、邦題はナンセンスの極み・・・・・