[コメント] バレット・オブ・ラブ(2001/香港)
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展開には無理もあるし、どこかで似たようなのを見た気がするモチーフが多い。 自分で殺しておいて、アンが死んだ理由を尋ねるユウが白々しく思えたし、自分が殺した女と同じ顔に整形して後釜を狙うという身勝手さ、その結果としての悲劇に全く同情できなかった。台詞だけで過去が語られるよりも、予めスナイパーとして生きてきたユウの過去や人物像(人の愛し方を知らない不器用さとか)をきちんと描いてくれた方が感情移入できたと思う。でもキャストを考えれば無理な相談。そういう脚本は、主演俳優さえも駒の一つとして使えるタイプの映画だったら出来たかもしれないけど。
レオン・ライが日本人女優と共演すると聞いたとき、まず不安がよぎった。日本人女優が香港映画に出た過去の例を見ても、企画物の域を出ていないものばかりだから。その不安は的中。そのうえ、恋の噂を流して事前に話題作りまでした割に、映画自体はほとんど話題になってない。(地味ながら)全国公開作品なのに「CinemaSpace」で採点者が一向に増えなかった事実が、この寒〜い現実を示している。レオン・ライには早く『ラブソング』に匹敵する良質の映画に出て欲しいものだ。
しかしこの監督独特の青みがかった映像や演出、音楽のセンスはなかなか。平均的な香港映画としては手堅い作り。アンドリュー・ラウがかつてカメラマンを務めたウォン・カーウァイ監督『いますぐ抱きしめたい』を連想させる場面が…。他に、アンドリュー・ラウの過去作品との繋がりが隠されていて、その辺を見るのも面白いかも。
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