[コメント] スコーピオン・キング(2002/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
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まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
シルベスタ・スタローン、アーノルド・シュワルツェネッガーに続くドルフ・ラングレン、ジャン・クロード・バンダムが世に受け入れられず、絶滅寸前の筋骨隆々系アクションヒーローに新星誕生!
いやぁー、映画自体は面白くなかったー!(わっはっは)キャラクタ構成もベタベタ(ヒーロー・ヒロイン・お調子者・変わり者の博士・最初ヒーローと対立してて味方になる男・男勝りの女戦士)な上にあんまり立ってねぇし、敵も花もカリスマ性ないし(せめて、ここに有名俳優使えばねぇ...)、スケールも大きい様でチンマリチマチマ、見る側は嫌でも『ハムナプトラ』を意識しちゃうのに、全く絡ませてないのも完全に裏目、ダメだこりゃ!
それでも飽きずに見られたのは、ひとえにザ・ロックの存在感、これに尽きる。
...ていうか、ドラ転がして矢弾を避けるって『インディージョーンズ』そのまんま。砂の滝から敵をやっつけるのも『ランボー』そのまんま。他にも探せばアクション映画の“そのまんま”シーンがいくらでもありそう。ここまでそのまんまだと逆に“ワザと”じゃないかとさえ思えてくる。でもまぁ、目的はザ・ロックのお披露目。映画そのものは引き立て役だと考えれば腹も立たない。(僕はね)
3点は全部ザ・ロックの将来性に。ラストシーンでカサンドラに見せたイヤらしい笑顔をなんとかすれば、多方面で活躍できるでしょう。今後に期待!
ちなみにDVDの特典ではザ・ロック自身が解説してるが、なかなかオモロイ。のっけから「ハーイ、みんなッ、DVDを買ってくれてありがとう、レンタルしてるヤツはケチだな」だもんね。ドキッとしたよ(´∀`;)
「口笛がうまくできなくて差し替えたけどホントはこんな音」って実演したり、ラブシーンの後カサンドラがコブラテストするシーンで「笑い話があるんだけど...下品になるからやめとく」とか言ったり、クライマックスの解説中に携帯が鳴って、そのままおふくろさんと喋っちゃったり、素のザ・ロックも憎めんヤツだと分かるよ。
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