真剣勝負に挑むヨーダの姿が見られたこと。

子供心に見た最初の３部作でも，ヨーダが戦う姿はどうしても想像できなかったし，今回もせいぜいフォースの衝撃波（？）をはじき返す程度で，とても素早く動いたりしないだろうと思ったら…。予想を大きく裏切って，ライトセイバーを振り回すわ，人間ワザとは思えない(^_^:)速さで宙返りするわ，強いのなんの。

このシーン，杖をついてやっと歩いていたのに，この動き…とギャグとして観た人が多かったようだが，戦闘に入る前の鋭い目付きといい，隙のない構えといい，この迫力はすごかったと私は素直に感激した。ある意味，これまでの５作の中で一番インパクトが強いシーンだった。

一方，この作品，映像は期待にたがわぬ迫力だったが，やはり大甘な恋愛シーンは冗長に感じられた。無理にいろいろなものを詰め込み過ぎだと思う。

そして，今回の山場である大勢のジェダイの騎士たちが戦闘するシーンも確かに迫力はあったが，大勢を描いたがゆえに一人ひとりの騎士の個性が曖昧になってしまったと思う。それにしても，スターウォーズの世界に特に詳しくない私には，ジェダイというものがもう一つよくわからない。兵士ではないと言いつつ，騎士を名乗ってるし，鍛錬されてるわりには雑魚キャラにバタバタやられていくし…。